歯は健康の要であると実感した経験

極度の面倒くさがりの父親は、一日の歯磨きをサボりがちでした。

しかし、70年間虫歯知らずの歯を保っていたことが不思議でした。

父曰く、「歯は磨きすぎるとダメなんだ」という主張を繰り返し、私も母も、「虫歯が無いのなら…」と思い、あまり深く言うことはしませんでした。しかし、70歳を過ぎた頃、口内に変化が現れ、これによって、父の生活は一変することになりました。歯は丈夫で虫歯はありません。

しかし、歯ブラシで刺激を与えなかったからか、刺繍ポケットのかきだされなかったプラークが原因か、歯茎が徐々に衰え、いつの間にか重度の歯周病になっていたのです。

酷い歯周病に気づく前、父は段々元気を失い、鬱のような症状も出始め、食欲が落ちて8キロも痩せてしまっていました。

それは、歯周病による菌が体内にどんどん侵入していたことや、歯茎が廃れ、かみ合わせが悪くなっていたことが原因だと思われました。

もっと早く歯のことに気づいてあげられればよかったのですが、それでも父はしっかりしていましたし、体調の管理は本人に任せきりでしたので仕方ないといえば仕方ありません。

父の体調不良の原因が明確に分かりましたが、そこからが大変でした。

もともと極度の面倒くさがりの父が、さらにやる気を失っているので、自分の健康の為に歯をしっかりと磨こうとする意欲を沸かせることがまず難しいことでした。

弱めの電動歯ブラシを購入し、父に渡しましたが、使いにくさを嫌がって全く使ってくれませんでした。

そこで、母、私、兄の3人が交互に父の歯を磨くことになりました。最初は嫌がり、無理やり磨かれていた父でしたが、次第に慣れてきたようで、磨きながら寝てしまうようにもなりました。

父の歯は、歯茎が痛そうなほど爛れてしまっていることを除いては、とても白くて綺麗で、頑丈そう歯だったので、とてももったいないと感じました。

3か月ほどそれを続けていると、次第に父の弱っていた歯茎も引き締まってきました。

父の行動にも変化が現れだし、とても元気になってきまして、その頃から自分で一生懸命歯を磨くようになりました。

半年たった今では、ご飯ももりもりと食べ始めた為、身体の栄養もつき、体重が元へ戻り、硬いものもしっかり左右両方の歯で噛んで食べられるようになったので、かみ合わせも良くなりました。歯は健康の要であるということを実感した経験でした。

自分も、そして家族の歯も、本当に大切にしてこれからも守っていかなければならないな、と感じます。

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